現役でFAX回線として利用しているISDN(INSネット)が2028年12月31日でサービスが終了してしまうことが発表されました。
まだ4年半ほど猶予がありますが、対策を考えなければなりません。
現在の環境は「メインFAX」と「サブFAX(i・ナンバーで別番号)」で利用しています。
対策1「ひかり電話(ネット不要なら”ひかり電話ネクスト”)」
現状と同じ使い勝手を実現するなら、ひかり電話(光回線使用のIP電話)です。
追加番号サービス(マイナンバー)で最大5つの番号を追加できます。
また、受信FAXをPCなどで閲覧するだけならば、FAXお知らせメールというサービスがあります。(受信用サーバーで代行受信してメールで通知が届きます。)
また、インターネットが不要でしたら、ひかり電話ネクストというサービスがあります。(フレッツ光を契約せずに電話サービスのみ利用できます。)
対策2「アナログ戻し」
ISDNをアナログ回線に戻します。
アナログ回線は、10年程度は利用できそうですので、とりあえずアナログ回線に戻しておくという手段もあります。(アナログ回線=メタル回線は2035年が設備の限界と言われています。)
ただし、ISDNのように二回線分としては利用できません。一回線としての利用となります。
対策3「ワイヤレス固定電話」
携帯電話の通信網を使って、03~など(0AB~J番号)で発着信ができる「ワイヤレス固定電話」はFAXに対応しています。
ただし、現状ですとNTTのワイヤレス固定電話は、利用できるエリアが限定されています。
また、複数回線契約ができない場合や契約者が個人限定(法人不可)のサービスがあります。
そのためビジネスでの利用となると法人契約が可能なドコモの「homeでんわ」一択だと思われます。(NTT以外のサービスは正確には「ワイヤレス固定方式」と呼ばれるようです。)
対策4「インターネットFAX」
050番号や03~など(0AB~J番号)で利用できるクラウド型のFAXサービスです。
ただし、03~など(0AB~J番号)は対応している番号が主に都市部のため、地方だと利用し辛いと思います。(私もそうです。)
私の場合は、MOVFAXを050番号で利用しています
私の代替案
対策2「アナログ戻し」と対策4「インターネットFAX」の併用です。
ISDNをアナログ戻しでメインFAXとして引き続き利用し、サブFAXはインターネットFAXとします。
紙媒体をFAX送信する必要がある場合には、スキャンしてインターネットFAXで送信します。
インターネットFAXは、相性問題で送信エラーを起こすことがあるのですが、メインFAX(アナログ回線)があれば問題はないでしょう。(設置している部屋が違うので、ちょっとだけ面倒という程度。)
無事にアナログ戻し(ISDNをアナログ回線へ戻すこと)ができました
月額の費用も少し安くなります