IIJmioがめちゃくちゃ安い!と思っても、個人向けか…と諦めていた方も多いことかと思います。
そこで中身は、ほぼIIJmioの「G-Call格安SIM」という選択肢です。
IIJmio BIZというサービスが登場しました(2023年1月23日開始)
価格設定も同じ
価格の設定も同じです。(IIJmioが2022年4月1日に価格改定を行います。値下げです。)
- 2GB 音声SIM 780円税別/月
- 4GB 音声SIM 980円税別/月
- 8GB 音声SIM 1380円税別/月
- 15GB 音声SIM 1680円税別/月
- 20GB 音声SIM 1880円税別/月
高速通信オンオフやデータ容量チャージはWEBから可能
WEBサイトからマイG-callにログインすることで、高速通信のオンオフやデータ容量チャージが可能です。
元々、IIJのビジネス向け格安SIMを使ってのですが、高速通信のオンオフができませんでした。
普段、低速で間に合ってしまう方は、オンオフできた方が便利かと思います。
MNPで申し込みをしてみて
SIMカード切替タイミング
旧回線から新回線への切り替えですが、よくある開通手続きの電話番号へかけて手続きするといったものではなく、申込時に希望した「切替日」の午前9時~正午頃に切り替えになります。(私の場合には、混みあっていたようで13時半ぐらいでした。)
切替は、旧回線が通信不可になることでわかります。
マイG-Callへの反映タイミング
切替日の翌日9時頃までに反映されるようです。このタイミングでプレフィックス番号を付与しての通話(G-Call)が有効になります。
IIJmioとの違いは「プレフィックス通話」と容量チャージ価格
※プレフィックス通話が8円/30秒でトップクラスに安さ。(プレフィックス通話のみのご利用も可能です!)
まず、G-Callというプレフィックス番号を用いた通話割引がIIJmioとの違いです。
ちょっと面倒なのは
0063(固定電話への発信だと番号非通知になってしまう。)
006751(固定へ番号通知可能。携帯電話へは発信不可。)相手の番号の最初の0を除く必要あり。
という二種類の番号があることです。
ですから、オートプレフィックス(ネットワーク側による自動番号付与)には対応しないのではないか、と思っています。
発信先が楽天モバイル「Rakuten Link」へ着信する状態だと「非通知」になってしまいます。通話料がG-Callよりも割高にはなりますが、対策としてキャリア不問で利用できるプレフィックス型の割安通話サービス「楽天でんわ」を併用しています。楽天でんわだと通知することが可能です。現状、3つのプレフィックス番号を使分けしているので、プレフィックス用アプリ必須です。
また、高速通信の容量追加の単価が違います。IIJmioが1GB/200円税抜きのところ、G-Callでは100MB/200円税抜きです。10倍違うので、プラン容量を超えての使用はだいぶ高くつきます。
ただし、有効期限が違います。 G-Call が購入してから3か月、 IIJmio は購入の当月末日です。
少ない容量を大事に使うようなら、 G-Call の方が有利ですね。
※ちなみに私の場合には、楽天unlimitの基本料0円SIMでデュアルSIM構成(DSDV)で、大容量が必要になったら切り替えて使うという運用です。いずれにしても、通信が多めの方は、基本プランを大きめにしておく方が良いかと思います。
プレフィックス用アプリ
プレフィックスを付与してくれるアプリがあります。(リンク先はAndroid版です。iOSはよくわからないのです…)
G-Call 純正アプリなのですが、履歴がアプリで発信した番号にしか対応していないという致命的な欠点を抱えています。不在着信からの折り返しが、とても不便です。
電話帳 & 電話アプリ Quick電話 をデフォルト通話アプリとして設定するとすべての通話を集約できます。折り返しの発信でも、このアプリが起動します。
プレフィックス番号での「10分通話かけ放題」もありますので、長時間通話がなければ、G-Call格安SIM、おすすめです。
G-Call格安SIMを使ってみて
個人でお使いならIIJmioでいいので、法人契約で使いたい場合におすすめです。プレフィックス通話がわかり難いのが懸念材料です。
低速時の通信速度
「データを使い切っても止まりません。高速LTEから低速300Kbpsになります。(現在は、200kbpsに訂正されています)」とあるのですが、高速低速の切り替え画面には「200Kbps」になるという説明書きがあり、実際に計測するとおおむね「200Kbps」なので、たぶん「300Kbps」はIIJmioの内容と間違っているのではないかと思います。(もしくは最大 300Kbps なので 計測時に 200Kbps 程度の速度だった可能性はあります。)
低速時のブラウザ
しばらくの間、低速で使い続けてみたのですが、ほとんど外での用途がテキストベース(メールやLINEトーク、Twitter)なので、不自由を感じたのは、検索時のブラウザでした。
いくつか試したところ、えげつないほどに画像を圧縮してくれるブラウザがありました。
「Opera Mini」です。
レビューで「表示が遅い」というコメントがあるのですが、スマホにWEBサイトが描写される際に圧縮用のサーバーが介入するので、高速通信ではレスポンスが遅いので、結果的に「遅い」と感じます。
低速でこその圧縮です。(パケットを節約できるというメリットはありますが、高速通信ではかえって遅くなります。)
そのため、低速通信で調べ物をするときにだけ 「Opera Mini」 を使うようにしています。
低速時のグーグルマップ
事前に任意のエリアのマップをダウンロードしておくことで、オフラインや低速通信でもグーグルマップを利用できます。
「OPPO Reno A」がドコモ系MVNOで時々通信不能になる場合の対処方法
G-Call格安SIMもドコモ系MNVOです。
ドコモ回線を利用した格安SIMで「OPPO Reno A」を利用していると時々通信不能になる不具合が発生します。(Web上に多くの書き込みがあります。)
よく見かける対処としてはAPNのタイプの設定を「default,supl,ia,ims」に、MVNOの種類の設定を「SPN」にする。というものがありますが、改善しませんでした。
上記の設定は維持したまま、さらに別のアプローチを行いました。
まず、多くの書き込みに「特定の場所で通信不能が発生する」というものがありました。
特定の場所で発生するということは基地局をまたぐ処理(ハンドオーバー)が怪しいと仮定しました。
まず行ったのがSIMカードの設定で「5Gを有効」です。5Gを有効にすると強制的に3Gへの接続は無効になります。
理由としては「au系MVNO」や「楽天モバイル」では不具合がでたことがないという書き込みがあったためです。
5G設定にすることで疑似的にSIMカードの仕様を変更できるのではないかと考えました。
ところが5Gを有効にすると「OPPO Reno A」は通信を確立してくれません。
そこで「4G LTE専用モード」(類似アプリは色々あり)というアプリでLTE(4G)のみを有効しました。設定後に機内モードのオンオフで通信を確立することを確認しました。なお再起動した際には再度同じ手順でLTEオンリーに変更してください。
今まで通信不能に陥る場所に行ってみましたが、今のところ再現はしておりません。
・APN設定の変更
・5G有効
・LTEオンリーにアプリで変更
これで今のところ調子が良いです。
ただし3Gに接続しなくなりますのでご注意ください。