”一人暮らし”した時のスマホプランを考える

スマートフォンを持っている人 通信
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進学や就職で、お子さんが一人暮らしを始めるケースも多いでしょう。

そんな一人暮らしを始める上で、固定系ネット環境がなかった場合に、ネット環境をスマホ一台で全てカバーできれば、とても効率が良いと考えたのが始まりで、色々考察してみました。

前提条件

一人住まいに固定系ネット環境がないという仮定で「テザリングも含め通信無制限」が前提となります。

また、後々の就活やバイト先との連絡手段として、通常の通話もある程度の品質は保ちたいです。

大手通信会社だとドコモ一択

大手通信会社(ドコモ、au、ソフトバンク)の通信し放題を利用すれば、簡単な話だと思ってしまいますが、実は問題があります。

auとソフトバンクについては、テザリングが通信無制限ではないのです。

そのため、大手通信会社で前提条件を満たすには、ドコモ一択となります。

ドコモで通信し放題で、なおかつ通話し放題にするとかなりの出費となりますが、元々ドコモ系固定回線サービスを利用していたり、家族みんながドコモ回線だったりすると大きな割引きがあります。元々ドコモ系サービスで統一されているのならば、信頼性が高い選択かと思います。

ドコモのサービスを使いまくっているなら、ドコモ一択です!

現状(2023年7月)では、場所によりドコモのパケ詰まりや極端な通信速度低下が問題視されていますが、夏までに解消したいと公式コメントがでています。

これから一人暮らしをするという方なら、時期的に問題は解消されている見込みです。

安くて柔軟なサービスで構成したい(デュアルSIM)

最近のスマートフォンの多くは「デュアルSIM」という機能があり、異なる通信会社を組み合わせて利用することが可能です。

データ通信は「楽天モバイル」

MNO(大手通信会社、楽天モバイルも含む)やMVNO(MNOの回線を借りている格安SIM)がありますが、テザリングも含めて通信し放題で…と考えるとデータ通信は「楽天モバイル(MNO)」が主力となります。

楽天モバイルをメインデータ回線にしつつ、他のサービスも契約してデュアルSIMで運用することが「安く柔軟」な運用の基本となります。

ただし、住居の環境によって、圏外やエリアぎりぎりで通信速度が遅いという可能性もありますので、出来れば、お部屋の内見時に確認することをおすすめします。

私自身が楽天モバイルユーザーですので、実際に部屋を借りる前に通信環境を確認するつもりです。

実験的な意味合いもありますので、まず自分自身で楽天モバイルを利用しています。

ネット上の評判とは異なり、普段の行動範囲では問題はありません。

ほどよく田舎なので、遮蔽物が少ないことが使い勝手に貢献しているのかもしれません。

音声通話は「povo」

楽天モバイルの場合には、楽天リンクを利用することで「かけ放題」で通話可能ですが、圏外でwifi下での発信者番号の通知の仕様や通話の音声品質を考慮すると、維持費用も加味し音声通話用として最良なのは「povo」だと思います。

トッピングを半年ほど行わないと自動的に解約されてしまうという点は、注意が必要ですが、ほぼ0円で維持できる音声通話回線としては、とても魅力的です。

ほとんど通話を行わない場合には「G-Call電話サービス」というプレフィックス通話サービスがおすすめです。(相手の電話番号の頭に特定の事業者番号を付与して発信すると通話料金が安くなります。)

ただし、プレフィックス通話サービスの場合、誤って折り返しの電話で「通常の通話」でダイヤルしてしまうといったミスが起こりやすいので、短い通話が中心なら「5分かけ放題(月額550円)」がっつり通話するなら「かけ放題(月額1650円)」という選択もあります。

もっとも若年層では、通話のほとんどがVoIP(LINE通話等)という話もありますので、「5分かけ放題(月額550円)」を保険的に付けておくというが現実的かもしれません。(毎月自動的にトッピングされるため、自動解約を防ぐという効果もあります。)

名義変更を考えている場合(親→子)

povoは、13以上なら未成年でも契約することができます。

また、未成年に限り、親のクレジットカードで決済することが可能です。

ただ、我が家の場合、すでに親名義で子が利用しているサービスが「OCNモバイルONE」で名義変更(譲渡)が可能になるのが成人後(18歳以上)のため、名義を変更したうえで「povo」に移ると本人名義のクレジットカードが必要になります。

※学生向けの本人クレジットカードを作成し、親口座から引き落とすというのも可能だとは思いますが、ちょっと面倒です。

という問題があって、我が家では、povoの代替として「LINEMO」を検討しています。

「LINEMO」ですと名義変更(譲渡)が可能なため、親名義のままMNPを行っても、必要に応じて子の名義へ変更することが可能です。

LINEMOのミニプラン(月3GB月額990円)に通話準定額(5分かけ放題)月額550円を追加する予定です。

LINEMOのミニプランは、3GBを使い切っても300kbpsで通信することができ、povoの無課金状態と比べると倍以上の通信速度がでます。(それでも遅いですが。)

楽天モバイルの圏外対策としては、十分だと思います。

まとめ

  • 固定系ネット回線があるなら、ahamoとか好きに組み合わせる
  • 自室が楽天モバイル圏内なら、楽天モバイル+povo(名義変更が後々必要ならLINEMO)
  • 自室が楽天モバイル圏外なら、高いけどドコモで通信し放題(三大キャリアでテザリング無制限なのはドコモのみ)

2023年7月18日調べ

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