最近「コスパが良い!」というと、ただただ安い製品やサービスを指す方がいらっしゃいます。
その方にとっては、コスパの”コス”が大事なんでしょうね。
しかし、本当に大事なのはコスパの”パ”だという主張をしたいと思います。
コストパフォーマンス
コストパフォーマンス、費用対効果や対費用効果ともいいますが、コスト(費用)とパフォーマンス(効果)を対比させた度合いを指します。
コスパ重視と聞いて「安物が好きな人ね」と解釈なさる方は、パフォーマンスが上がることでもコスパが高くなるという点について、軽視しているのだと思います。
タイムパフォーマンス
一方でタイパ(時間対効果)といった場合、パフォーマンスが重要なことはわかりやすいです。
タイパと聞いて、パフォーマンスを重視する人にとっては、時間の価値が一定だからです。(本来、状況や環境によって時間の価値は変動する、という考え方もできますが、タイパを考えるときには、時間の価値を一定と仮定しているのだと思います)
時間の価値が一定だと、パフォーマンスを上げることでタイムパフォーマンスを高めるということになります。
コスパはコスト、タイパはパフォーマンスに意識がいきやすい
以上の点から、コスパと聞いたときにコストに意識がいき、タイパと聞いたときにパフォーマンスに意識がいってしまう、という方が一定数いらしゃると思われます。
私の場合は、時間もコストに内包されているという解釈ですから、コスパを細分化して時間だけに着目したのがタイパという考えです。
例えば、時短家電
例えば、時短家電ですが、1万円の製品で1時間かかることが、2万円の製品だと45分に短縮できるとします。
コスパ的には、価格が倍になっても時間が半分になっていれば同じ価値があると言えますが、実際には15分の短縮にはそれ以上の価値(パフォーマンス)がある可能性があります。
例えば、朝の忙しい時間や夜早く寝たいといったケースです。
例えば、食事
では、外食する際に値段が3倍のお店で食べたら、3倍美味しいかというと、おそらく中々そこまで差がある体験はできないのが一般的だと思います。(個人差はありますが)
しかし、外食の価値(パフォーマンス)には、美味しさだけでなく、お店の雰囲気やスタッフの応対といった複数の要因があります。
そのため、記念日に食事といったシチュエーションでは、価値の尺度はまた違ってくるでしょう。
つまり1割価格が高くても、パフォーマンスが2割上がったら、高い方がいいかもよって話
パフォーマンスの評価基準は?と聞かれたら、とても困るんですが、自分の尺度でいいので、割高になった価格上昇に対して、大きくパフォーマンスが上がるような時には、よく考えて選択しましょう!